3月のセミナーの話で、近畿大学の「岩前篤 教授」先生の話です。
岩前先生は必要な部屋だけを暖める採暖では無く、家中が暖かい暖房の家に住むと健康と医療費削減に良いと常々訴えている先生です。
暖房のように熱い先生です。(笑)
 
 
暖かい家だと健康に良いし医療費も少なくなります。
良い事尽くめです
 
 
暖かい家はアレルギーも少なります。
体に負担が掛からないからアレルギー反応も改善されます。
アレルギー反応で苦しむのは嫌ですね。
改善率がガンガン上がっているのが分かります。
 
 
日本の温熱環境は必要な部屋だけを暖める採暖が基準になっています。
国からのエネルギー判定計算も採暖が基準です。
寒い家から新しい家に引っ越すと暖かく感じで満足するかも知れませんが、全館暖房の家に引っ越しすると新しい家でも採暖の家には戻れませんね。
 
採暖と暖房に違いを分かりやすく表しています。
似ているようで雲泥の差が有ります。
採暖をしている部屋から無暖房の部屋に行くとめっちゃ寒いです。
トイレや脱衣室は寒くて震えます(勘弁してや)
 
 
北欧と日本との断熱基準の差です。
最近まで断熱等級4の最高基準の断熱性能の家と言ってたHMは罪ですね。
あと数年すると断熱等級5が最低基準になります。
断熱等級4の最高基準の家に住んでる人はこれから何十年も寒くて電気代の高い家に住む事になります。
 
 
断熱等級4の採暖の家と断熱等級7の全館暖房では断熱等級4の半分の電気代で全館暖房が出来ます。
短く住む家なら断熱等級4で安い建築費の家の方がトータルコストが安くて良いと思います。
しかし長く住む家は建築費だけで考えるのでは無くトータルコストは安くなりますのでお勧めです。
健康に良い家って・・・イイね 
 
しかし断熱等級の良い家は建築費も高くなりますが、建築費だけで考えるのでは無くランニングコストも考えて選びましょう。
建築費が高くなったら少しだけ家の大きさを小さくするのが一番コストを抑える事が出来ます。
寒くて広い部屋が良いか、暖かいちょっと小さめの部屋が良いかです。
寒い広い部屋は活動的にはなれないので縮こまった生活だと狭い部屋になってしまします。
 
先日お友達の話で、お洒落なバイキングレストランが有りましたが、当初は沢山の種類と味も美味しかったのでリピーターも多く人気が有りました。
しかしいつからかメニューの種類も減って味も悪くなって行くのをやめたそうです。
食材も値上がりしているのでメニュー料金を変えずに安い食材に変更したようです。
このままだと近いうちにお店は無くなるでしょうね・・・
 
建築業界も同じで、材料費や人件費が上がって来てます。
安い工事費で家を建てる為には安い材料と手抜きするしか方法は無いです。
性能の良い家を建てると宣伝している会社も、実際建てている家はレベルの低い仕様で建てているようです。
低いレベルの家は、美味しく無い料理と一緒でお客さんの満足度は残念な結果になります。
料理なら別の店に行くことも出来ますが、家は満足しないから別の家とはいきませんね(涙。。)
 
 
以前にも紹介しましたG2の作り方暮らし方の本が参考になると思います
岩前先生も著者なので購入されても損は無いのでお勧めします。
 
住宅の仕様性能には妥協しない設計木花家です。
本物の高気密高断熱住宅を原価で建てる設計木花家です。