2026年05月09日

HEAT20「窓の本」

今回はマニアックな話です
HEAT20より窓の本が発売されました
そこで書籍を書いた人より窓の本に書かれている内容の説明会が有りました
 
 
東京の会場とZoomと2つの参加出来ますので、今回はZoomで参加しました
 
新理事長の鈴木大隆さんからのご挨拶です
面白い気さくな方です(笑)
 
 
HEAT20から断熱基準のG1・G2・G3と指標を発表し日本の住宅断熱基準に大きな影響が有りました
国土交通省からも住宅の断熱基準をG1・2・3を参考に作られました
 
断熱基準はこの基準が完成形になった感じがします
これ以上断熱性能を上げても効果は無い所まで来ましたからね
 
 
断熱性能を良くすれば全て良いとは限らない事も出て来ましたので今後検証が必要になって来てます
断熱性能が良いのに思ったより光熱費が掛かるとか、思ったより夏は涼しくならないとか、結露が発生して大変だとか不具合も出て来ています
 
 
 
断熱性能は一定基準迄来ましたのでこれからは窓の設計が重要になるので次の指標作りが始まりました
窓の大きさや位置でで部屋の採光が変わります
断熱性能を上げる為に窓を小さく少ない数にすれば断熱性能値は良くなります
しかし採光が少ない暗い部屋は健康的では有りませんね
 
敷地は千差万別で同じ物は有りません
千差万別なのに同じプラン設計では以前の建物では問題が無くても次の建物では不具合が発生します
その土地に有ったプラン設計力が必要になります
 
 
著者がデーターの解析と伝えたかった事を説明されてます
データーが何を表しているのか分かりやすくて良いですね
 
検証に協力したメーカーさんからも説明が有りました
窓の性能を比べた資料です
 
 
 
窓の種類は未だ有りますが総じてトリプルガラスが最高位になります
トリプルガラスが一番良いと言っても壁の断熱に比べると弱いです
壁の断熱厚み100㎜を基準に、
アルミ複合ペアガラスは13㎜です
樹脂ペアガラスでも30㎜です
樹脂トリプルガラスで53㎜です(壁の半分の断熱性能です)
 
 
 
サーモカメラで見ると違いが分かります
これを見ると断熱性能が低い家は寒い訳です
 
 
これからの設計は窓の位置や大きさで快適性が随分と変わって来ます
松尾式エコセミナーで何度も学んでいる事です
等時間日影図や現地で測定する太陽軌道を考えた設計力が重要になって来ます
 
断熱性能値のように派手さは有りませんんが、今後は窓の設計プランが重要になるとHEAT20で検証されています
窓からの光と断熱性能のバランス設計が重要ですね
内装や間仕切りは後で変更も可能ですが窓の変更はかなりハードルが高いです
家を建てる時は将来も考えたプランが必要ですね
 
最後にHEAT20事務局の津田さんです
いつも連絡に快く対応して下さる優しい方です(笑)
Zoomのデーター共有設定中です
 
 
今後は窓の設計が重要になると言う話でした
地味ですが窓から考える本は設計者としてはとても参考になります
見かけの派手さは必ず劣化します
地味でも基本を考えたプランは将来にわたって価値が有ります
 
地味なプランでも将来も価値が残る設計をする設計木花家です
本物の高気密高断熱の家を原価で建てる設計木花家です